株式会社レッドジャーニーとして名前を改め、あらたなジャーニーを始めるにあたり、私たちにとっての価値基準とは何なのか話し合う場を設けました。

 そこで見出したのが5つの価値、「勇気」「笑顔」「情熱」「伴走」「洗練」でした。RED(再定義)するとは、どういうことなのか?から考えはじめ、最初に至った言葉が「REDとは、行動に勇気を必要とし、結果として笑顔と感動を生み出すものなのだ。」でした(価値観のステートメント)。

 REDとはそもそも「勇気」を伴うような行動のことを指します。組織や社会にこれまでとは違う、変化をもたらそうとする営みであるほど、その行動には勇気を必要とするものです。その結果として生まれるが「笑顔」。逆境の中で、進めるREDである場合がほとんどでしょう。ですが、その過程がすべて苦渋に満ちているものとしたら、何かが違っているのかもしれません。なぜなら、REDとは組織や社会の人々が求める何かであるはずで、それに取り組む人たち自身も組織や社会の一員であるはずだからです。そのジャーニーは変化する未来への期待に満ちており、取り組む人々にも笑顔をもたらすはずです。

 そうしたREDの行動の源泉は何か?われわれ自身と協働する人たちの「情熱」だと思っています。その結果、それまで考えつかなかった変化、成果、これまでとの違いに感動すら感じるのではないか。そういう意味で、REDの情熱とそれを支える技術によって人々に感動をもたらす、ということを行動指針に置いています。私たちが提供する価値とは、専門性の補完に他なりません。

 ここまで考え、さらにこの価値観を表すステートメントから自分たちが何にこだわりを持つのか話し合い、2つの言葉を見つけ出しました。それが、伴走と洗練です。REDは、それに挑む人々と、私たちとの協働になります。協働にあたって、私たちが取るあり方とは寄り添って、ともにあること。いかなる活動にもついてくるイメージが「伴走」でした。

 加えて、「洗練」。専門性のプロフェッショナルとして、何にコミットメントする必要があるか? それは得られる結果の磨きのかかり方ではないか。自分たちの持てるすべで、徹底して質にこだわる。そのこだわりこそがREDの実現に繋がる、そう捉えています。

 私達は、思考と行動の原則を、この5つの価値に置き、自ら体現していくとともに、伴走する組織やチームの皆さんとも共有できる価値基準としていきたいと考えています。組織、社会の環境、状況を再定義していくにあたっての価値観、すなわち「ともに考え、ともにつくり、そしてともに越える」を進めていくために、これら5つの価値基準がときに示唆を与えてくれる存在になることでしょう。