“とはいえ”シリーズとは?
「Scrum Guideにはこう書いてあるし、ブログではこういう事例をよく見かるけど、とはいえ…」と困ってしまったり、チームで対話してもどうすべきかを決められない場面はありませんか?
たとえば、スプリントレビューでは「利用者にデモをすること」が定石です。
「toBだから利用者に見てもらうのは難しい」「それを聞くと全部やらないといけなくなるしなぁ」などの“とはいえ”があります。
また、Scrumでは専任のスクラムマスターがいるのが望ましいです。
「忙しいし専任は難しいなぁ」「みんなコードを書きたいしなぁ」などの“とはいえ”をよく聞きます。
このような“とはいえ”に、経験豊かなアジャイルコーチが自分の経験や考え方をざっくばらんに話していきます。参加者のみなさんはラジオ感覚で聞いていただいたり、みなさんの”とはいえ”を教えていただいてもかまいません。
イベントでの会話をヒントにすることで、「教科書としてはこうだけど、できていないから…」と足を止めず、自分たちのアジャイルの道を歩んでいくことができます。
第1回目テーマ:スプリントレビュー
第1回目のテーマは、スプリントレビューです。
スプリントレビューについて、Scrum guide にはこのように書かれています。
スプリントレビューの目的は、スプリントの成果を検査し、今後の適応を決定することである。スクラムチームは、主要なステークホルダーに作業の結果を提示し、プロダクトゴールに対する進捗について話し合う。
スプリントレビューにおいて、スクラムチームとステークホルダーは、スプリントで何が達成され、自分たちの環境で何が変化したかについてレビューする。この情報に基づいて、参加者は次にやるべきことに協力して取り組む。新たな機会に見合うようにプロダクトバックログを調整することもある。スプリントレビューはワーキングセッションであり、スクラムチームはスプリントレビューをプレゼンテーションだけに限定しないようにする。
https://scrumguides.org/docs/scrumguide/v2020/2020-Scrum-Guide-Japanese.pdf
スプリントレビューは、スプリントの最後から 2 番目のイベントであり、スプリントが 1 か月の場合、タイムボックスは最大 4 時間である。スプリントの期間が短ければ、スプリントレビューの時間も短くすることが多い。
今回はスプリントレビューの”とはいえ”を扱います。
イベント概要
日時 | 2023年5月15日(月)19:00~20:00 |
お申込み | イベントページ からお願いいたします。 |
形式 | オンライン ※お申込み後にZoomのURL等詳細をお知らせします。 |
参加費 | 無料 |
人数 | 15名 |
こんな方はぜひお越しください
- 組織やチームをもっといい感じにしたいと思っている人
- チーム内だけの学びだけでなく第三者の意見を知りたい人
- アジャイルやスクラムを実践してみたいけど、自分の現場ではうまくいかないと思っている人
- 組織の中でアジャイルやスクラムをうまく展開していけないとお悩みの人
今後の予定
アジャイルやスクラムに関するさまざまなテーマでイベント開催予定です。
1回目:スプリントレビュー
2回目:スプリントプランニング
3回目:レトロスペクティブ
4回目:デイリースクラム
5回目:スプリント
…
X回目:ステークホルダーとのコミュニケーション
Y回目:チームづくり
アジャイルコーチのご紹介
中村 洋 Yoh Nakamura
株式会社レッドジャーニー
CSP-SM(認定プロフェッショナルスクラムマスター)・CSPO(認定プロダクトオーナー)
様々な規模のSIerや事業会社でのアジャイル開発に取り組み、今に至る。現在まで主に事業会社を中心に40の組織、80のチームの支援。
「ええと思うなら、やったらよろしいやん」を口癖に、チームや組織が自分たちで”今よりいい感じになっていく”ように支援している。
※発表資料 「いい感じのチーム」へのジャーニー、チームの状況に合ったいろいろなタイプのスクラムマスターの見つけ方、アジャイルコーチが見てきた組織の壁とその越え方、など多数。
新井 剛 Takeshi Arai
株式会社レッドジャーニー 取締役COO
プログラマー、プロダクトマネージャー、プロジェクトマネージャー、アプリケーション開発、ミドルエンジン開発、エンジニアリング部門長など様々な現場を経て、全社組織のカイゼンやエバンジェリストとして活躍。現在はDX支援、アジャイル推進支援、CoE支援、アジャイルコーチ、カイゼンファシリテーター、ワークショップ等で組織開発に従事。勉強会コミュニティ運営、イベント講演も多数あり。
Codezine Academy ScrumBootCamp Premium、機能するチームを作るためのカイゼン・ジャーニー、今からはじめるDX時代のアジャイル超入門 講師
CSP(認定スクラムプロフェッショナル)、CSM(認定スクラムマスター)、CSPO(認定プロダクトオーナー)
著書「カイゼン・ジャーニー」、「ここはウォーターフォール市、アジャイル町」、「いちばんやさしいアジャイル開発の教本」、「WEB+DB PRESS Vol.111 見える化大作戦特集」