2022年12月5日(月)に開催された、第6回 NTT Agile Meetup 基調講演に、代表の市谷が登壇しました。

NTT Agile Meetup とは?
NTTグループ内で開催される、アジャイル開発の普及を目的としたイベント。社内外から有識者が集まってナレッジシェアをし、NTTグループ社員のスキルアップにつなげる場となっている。

基調講演について

弊社代表・市谷が、基調講演「組織を芯からアジャイルにする〜アジャイル開発は世界を変える夢を見るか〜」を行いました。

講演の様子を「NGRA(エヌグラ)」様(※)より、グラフィックレコーディング(グラレコ)をしていただきました。「そもそもDXとは?」「組織に何が不足しているのか?」「アジャイルを組織に適用するには?」など、講演内容をイラストを使って可視化していただいています。ぜひ、ご覧ください。

※NGRA……「NTT Graphic Recording Association」。NTTグループ内でグラフィックレコーディングやグラフィックファシリテーションに興味を持つ仲間の集まり

NGRA・鈴木未央様による基調講演のグラレコ

基調講演のご感想・NTTコムウェア株式会社 伊山様インタビュー

基調講演のご依頼を頂いた、NTTコムウェア株式会社 NTT IT戦略事業本部DigitalDesign&DevelopmentCenter DevOps担当・伊山様に、講演に関するインタビューを行いました。

──今回の講演をご依頼いただいた経緯について教えてください。

NTTグループでは、アジャイル開発の普及を目的としたイベントを年に1~2回開催しています。外部からも有識者をお招きして、先進的な知見や取り組み事例を学ぶ機会となっています。

私自身が市谷さんの書籍『カイゼン・ジャーニー』を読んだり、他のイベントでの講演を聴いたりした時、市谷さんは「顧客やチームにとって正しいことをするために自分の今の役割に固執せず、周囲を巻き込んでいくことの必要性を伝えながら、勇気を与えてくれる方だ」と感じました。是非とも、その考えや取り組みをイベント参加者にシェアして今後の活動に活かしてもらいたいと考え、講演を依頼させていただきました。

──講演のご感想をお聞かせください。

市谷さんがおしゃった「荒ぶるDX四天王へのあるある」や「最適化の呪縛」に対して、「確かに」「なるほど」といった感想を聴講者から多く聞きました。たくさんの人が感じているもやもやとした現状の問題を、参加者共通のイメージとして認識できたことに成果を感じています

そのうえで、組織がアジャイルになっていくために、市谷さんが提示してくださった「自分たちの居る場所を変える」「回転を止めない」などの手がかりをそれぞれが受け止めて、これからどうすべきか、どうしたいかを考える貴重なきっかけを頂けたと思っています。

──参考になった点をお聞かせください。

「自らの『回転』が他のチームや部門、パートナー、顧客にも伝播していく」というお話にとても考えさせられました。私自身が自社のアジャイルを推進する立場なので、いろいろな案件に関わって事例を聞くことがあるのですが、中にはでたらめなアジャイル開発も少なからずあります。

過去の経緯などの事情があるため、ただ理想論を振りかざすだけでは解決が難しいです。ただ、「じゃあ仕方ないよね」と放置していると、そのいびつな回転が周囲にまで悪影響を及ぼす、と気づかされたのです。改めて、まず自分の身近な所から良い回転を作っていこうと思いました。

──今後の課題についてお聞かせください。

先ほども述べた、良い回転を生み出すチームを増やしていくこと。そして、複数の回転を衝突させずに繋いで、さらなる大きな回転の力にしていくこと。この2つに取り組んでいきたいと考えています。

先が見えない長く険しい道のりかもしれませんが、市谷さんをはじめ最前線で取り組んでいる方々が居ることが、とても心強いです。いつも知恵と勇気をもらえています。

──その他、何かお気づきの点があれば、ぜひお聞かせください。

この度はご講演ありがとうございました。これからの市谷さんのご活躍も楽しみにしております。

レッドジャーニーでは、お客様のDX支援を通し、さらに日本社会のデジタル化推進に貢献できるように、今後も努力を重ねてまいります。

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