2022年12月1日~25日の期間中、レッドジャーニーのメンバーが毎日リレー形式でコラムを綴った「Red Journey Advent Calendar 2022」。アジャイル、組織変革、プロダクトづくり、コミュニケーションなどをテーマに、各々が活動を通して得た経験や気づき、学びをお伝えしました。

今回は、その中から「プロダクトづくり」「アジャイル」をテーマにしたものをピックアップしてご紹介します。

プロダクトづくりのアイデアやインスピレーションは、どこからやってくるのでしょうか。レッドジャーニーのメンバーが日々実践していることを、前半の2つの記事から垣間見ることができます。また、見える化とふりかえりのメリットや、「型」への向き合い方など、プラクティスの基本的なあり方については後半の3つの記事で触れています。すでにアジャイルを実践している方にも、これからアジャイルを導入しようとしている方にもおすすめのコンテンツです。

目次

プロダクトのことを知りたい!→勝手に知れるようになった 田中基淳

▼より多くのプロダクトを知るにはどうすべきかを考える、田中基淳によるコラム。
プロダクト開発に取り組んでいてよく感じるのは、プロダクトを知る必要があること。「普段使うプロダクトは?」と聞かれると「Twitter と、漫画と……」とあまり答えられない人が多いのではないでしょうか。プロダクトを知るためにやってみたことを書いています。

最近は知りたいとおもうだけで、知りたい情報の方から歩いてくるようになっているようです。(中略)すると、黙っていてもおすすめプロダクト情報やリリース情報が勝手にタイムラインにバンバン流れてくるようになりました。今では流れてくる情報から実際にプロダクトを触ってみて、感じたことをnoteにまとめてみています。テクノロジーの力を使って学びを得ていきましよう!

プロダクトのことを知りたい!→勝手に知れるようになった
プロダクトのことを知りたい!→勝手に知れるようになった

アイデアを思いつく自分なりの方法 田中基淳

▼アイデアの着想方法について考える、田中基淳によるコラム。
最初から筋のいいアイデアを思いつけるようになるには?才能ある人ではなくても、いいアイデアを思いつくためのコツがあるはずです。アイデアに関する方法論を学び、そこから実践していることについて書いてみました。

アイデアを思いつくには常にアイデアについて考える癖をつける必要があります。私は特に仕事に関係ないアイデアも、個人の趣味に関するものも、とにかく思いついたことは忘れないうちに即書き留める癖をつけています。こうして溜まった何気ない考えや学び、アイデアを整理・カテゴライズし、関連するものを紐づける作業も定期的に行っています。

アイデアを思いつく自分なりの方法
アイデアを思いつく自分なりの方法

タスクボードでの見える化メリット俺のベスト10 新井剛

▼見える化の利点について改めて考えた、新井剛のコラム。
タスクボードの見える化は何がメリットなのかを10個考えてみました。その背景には、自分自身の成功体験や失敗体験が含まれているものです。 チームで考えてみると、関心事や認識の差がわかり、お互いを知ることにつながります。

タスクボードでの見える化はアジャイルを実践していく上で必須のプラクティスだと思っています。(中略)チームで考えてみると、チームビルディング的効果を発揮するかもしれないですね。タスクボードの見える化で、チームで共通認識を持つことだったり、認識の差がわかるのも重要なことですね。

タスクボードでの見える化メリット俺のベスト10
タスクボードでの見える化メリット俺のベスト10

ふりかえりのメリット俺のベスト10 新井剛

▼アジャイルの実践には欠かせない、ふりかえりについて考えた新井剛のコラム。
ふりかえりが反省会や責めるような場になっているのは辛いことです。 チームでふりかえりのメリットを考えてみると、自分やチームの成長や盲点に気づけることもあり、チームビルディング効果を発揮します。

ふりかえりが、アジャイルプラクティスで重要だということに異論がある人は少ないでしょう。チームでふりかえりをする際に、何がメリットなのか、個人的にちょっと考えてみました。

ふりかえりのメリット俺のベスト10
ふりかえりのメリット俺のベスト10

それでも、デイリースクラムをやらない理由とは? 市谷聡啓

▼型との向き合い方を考える、市谷聡啓のコラム。
スクラムの型といえば、スクラムガイドです。スクラムガイドの内容を何らかの理由でそのまま取り入れないと決めたり、意図的に「やらない」と判断したりする場合もあるのでは。型を採用する度合いはチームに委ねられますが、型に立ち戻ることは奨励したいです。皆さんは、スラムガイドを見直していますか?

最初に「起きていることはすべて正しい」という判断を持ってきてしまうと、チームの活動はたいてい易きに流れる。より良くなろうとするきっかけを失いかねない。だから、型と向き合う時間を置いておく。チームで型に向き合い、自分たちとの差分を取るようにする。こまめに自分たちの状態を自分たちで捉えるようにする。至極簡単な理屈だ。あとはどのくらいの頻度(ほぼ日?毎日?半日?)でおこなうか、どういう集団でおこなうか(文脈を共通にしたい、できる範囲とは)、何を問うかを自分たちの状況に合わせて調節すれば良い。正解は一つではない。

それでも、デイリースクラムをやらない理由とは?
それでも、デイリースクラムをやらない理由とは?

次回は最終回です。「組織変革」をテーマにお届けします。ぜひご覧ください。

アジャイルブリゲード | 株式会社レッドジャーニー

組織の改革に「闘い」は必要ですか?

DXをはじめとする抜本的な組織改革は「これまでの価値観」と「新しい価値観」の対立と捉えられがちです。両者はときに矛盾します。「これまで」を打ち負かさないと改革を成し遂げることはできない、改革を進めたいあなたはそう思うこともあるでしょう。
しかし、対立がもたらすものは、組織の分断にほかなりません。こうした分断のもとで、あなたの組織は未来に向かってポジティブに変わっていくことができるでしょうか?

アジャイルブリゲードの大目的は、組織変革に伴って生まれる数々の分断を解消し、組織全体での改革推進を仕組みとして提供することです。組織内部と外部から専門性に長けた人材を一同に集め、その集まりを心臓部として、組織の改革を循環的・反復的に促していきます。こうした組織・仕組みをメンターを通じてコーディネイトするのが、私たちレッドジャーニーの役割です。