複雑な問題に立ち向かうための「アジャイル」実践

~ 多様性を力に変えるアジャイルとコレクティブインパクトへの手がかり ~

ソフトウェア開発から端を発した「アジャイル」はその適用の範囲を広げてきています。ソフトウェア開発に限らず、事業開発、あるいは開発以外の業務(マーケティング、営業、バックオフィスetc)、さらには組織の運営そのものにアジャイルの考えとプラクティスを取り入れる流れがあります。

本勉強会では、 そもそも「アジャイル」とは何なのかに立ち返り 、「アジャイル」を知らない方にはなぜアジャイルが必要になっているのかその背景と要点について、また、「アジャイル」を一定理解されているという方にも、 私達が直面する「より複雑な問題(事業やプロダクト、組織課題)」に対してどのようにして向き合っていくのか を論じたいと思います。

レッドジャーニーの市谷からは、アジャイルとは何か、そして、組織観点からはどのようにアジャイルを見ていくのか。これまでの事業開発、組織開発支援の経験からお話させていただきます。

そして、今回講演と対談をお願いしている、医療経済研究機構の 服部真治様 からは、 地域における政策策定にアジャイルを適用する試みについてお話いただきます 。「地域包括ケアシステム」と呼ばれる、地域医療・介護を支えていくために必要とされる枠組みについて、自治体、医療、民間という多様なステークホルダーがどのようにして方向性を定め、推進していくのか(「コレクティブ・インパクト」)。また、そこに「アジャイル」がどのように適用できるのか。実際の活動を踏まえてご紹介いただきます。

参加される皆様にも、両者の対話にぜひ加わって頂き、アジャイルの可能性について考えていく機会にしたいと思います。

イベントの内容

※各講演内容はアップデートの可能性があります。

講演「走りながら考え、考えながら走る 〜アジャイル型地域包括ケア政策共創プログラムによる実践〜 」服部真治 様

  • 地域包括ケアの狙いと課題
  • 多様なステークホルダーの方向性を整えるための「コレクティブ・インパクト」という手がかり
  • アジャイルによる探索アプローチの実際

    ※ 聴講にあたっては地域包括ケアシステムの専門知識が求められるわけではありません。

講演「アジャイルとは何か、私達にとって何を意味するのか」市谷聡啓

  • アジャイルのなりたちとは、日本におけるアジャイルの進展とは
  • なぜ、「組織を芯からアジャイルにする」が問われるのか
  • アジャイルの可能性と希望

対談「複雑な問題に立ち向かうためのアジャイルとコレクティブインパクトへの手がかりとは?」服部真治 様 × 市谷聡啓

  • 両講演の深堀り〜共通性は何か
  • アジャイルに適応していくための課題とは何か
  • これからの展望、アジャイルへの期待とは何か  など

概要

日時2024年6月18日(火)19:00~21:00(18:30~受付)
会場ノバルティスファーマ株式会社
〒105-6333東京都港区虎ノ門1丁目23番1号 虎ノ門ヒルズ森タワー
※オンライン参加は募集いたしません。
定員30名
参加費無料
主催株式会社レッドジャーニー
お申込みイベントページよりお願いします。

タイムスケジュール

18:30受付開始
19:00オープニング
19:00 – 19:20講演|市谷聡啓
「アジャイルとは何か」
19:20 – 20:00講演|服部真治 様
「走りながら考え、考えながら走る」
20:05 – 21:00対談|服部真治 様、市谷聡啓
「複雑な問題に立ち向かうためのアジャイルとコレクティブインパクトへの手がかりとは?」
21:00クロージング

会場

ノバルティス ファーマ株式会社

〒105-6333 東京都港区虎ノ門1丁目23番1号 虎ノ門ヒルズ森タワー
※受付は2階です。会場は3階のエレベータより31階(CR43)へお越しください。

参加対象

  • アジャイルやコレクティブ・インパクトに関心がある方、自分の仕事や活動に取り入れていきたいと考えている方
  • 組織にアジャイルを取り入れる「組織アジャイル」について学びを得たい方
  • 地域包括ケアシステムに関心がある方、具体的な構築の手がかりを得たい方

    以上にあてはまる方であれば前提とする職種はありません。自治体職員の方もぜひご参加ください。

登壇者プロフィール

服部真治 様

一般財団法人医療経済研究・社会保険福祉協会 医療経済研究機構 政策推進部 副部長、研究部 主席研究員

千葉大学大学院医学薬学府博士課程修了、博士(医学)。1996年東京都八王子市入庁。介護保険課主査、財政課主査、高齢者いきいき課課長補佐、厚生労働省老健局総務課・介護保険 計画課・振興課併任課長補佐等を経て、2016年医療経済研究機構入職。放送大学客員教授等も務める。ケアマネージャーを対象としたセミナーにて講師を務めるなど、介護業界全体の質向上に大きく貢献している。

市谷聡啓

ichitani

株式会社レッドジャーニー 代表
サービスや事業についてのアイデア段階の構想から、コンセプトを練り上げていく仮説検証とアジャイル開発の運営について経験が厚い。プログラマーからキャリアをスタートし、SIerでのプロジェクトマネジメント、大規模インターネットサービスのプロデューサー、アジャイル開発の実践を経て、自身の会社を立ち上げる。それぞれの局面から得られた実践知で、ソフトウェアの共創に辿り着くべく越境し続けている。
訳書に「リーン開発の現場」、著書に「組織を芯からアジャイルにする」「デジタルトランスフォーメーション・ジャーニー」「カイゼン・ジャーニー」「正しいものを正しくつくる」「チーム・ジャーニー」「いちばんやさしいアジャイル開発の教本」「これまでの仕事 これからの仕事 ~たった1人から現実を変えていくアジャイルという方法」がある。

詳細・お申込み

詳細とお申込みは、イベントページをご覧ください。