2022年1月5日〜7日に開催されたRegional Scrum Gathering℠ Tokyo 2022にレッドジャーニーのメンバーで参加しました。
1日目である1月5日には、当社から代表の市谷がスポンサーセッションに、中村が一般セッションに登壇いたしました。
また、レッドジャーニーはRSGT 2022のゴールドスポンサーとしてブースを設置し、多くの方に足を止めていただき、さまざまなお話をすることができました。

■セッションの様子

情勢を鑑み、会場+オンラインのハイブリッド開催となったRSGT 2022ですが、現地では感染対策に十分配慮し、多くの人で賑わっておりました。

中村のセッションの様子です。「『いい感じのチーム』になるためにやること」というテーマでお話しいたしました。会場のリアル参加の方に加え、オンラインでの参加者も100名を数えました。

また、中村はセッション外でCoach’s clinic(予約制でアジャイルコーチに個別相談をできる枠)も担当しており、多くの方とお話しさせていただきました。

中村のコメントです。

発表できたり、Coaches Clinicやホワイエなど様々な場所で多くの人と話ができて、刺激的で楽しいRSGTでした。また2023年も新たな経験や知見を伝えられるように学んで行こうと強く思いました。

こちらのブログにも感想など書いていますので、よければご覧ください。

中村

こちらは市谷のセッションの様子です。「組織を芯からアジャイルにする」と題して、日本企業がDXを進めるために必要な取り組みである組織運営にアジャイルを適用することをお伝えいたしました。

セッションでは、日本におけるアジャイル開発の失敗や普及の歴史を経て、なぜ今、日本企業が生き残るためにDXや組織運営のアジャイル化が必要なのかをお話しさせていただきました。ぜひスライドをご覧になりながら振り返っていただければと思います。

当日お話ししたスライドはこちらです。

当日は、2月21日に発売予定である市谷の新著「デジタルトランスフォーメーション・ジャーニー」の紹介もありました。
新著について、詳しくはこちらの特設ページをご覧ください。

■会場の様子

スポンサーブースでは、多くの方に足を運んでいただきました。初めましての方、お久しぶりの方、リアルでは初めましての方と、「今のレッドジャーニーがどのような取り組みをしているのか」など、会場ならではのお話ができました。
弊社メンバーによる著書を読んでいただいている方や、セッションに参加された方、Coach’s clinicで相談された方も興味を持ってお声がけくださいました。また、実際に今お困りのことを相談される方にもお立ち寄りいただき、多くの新たな出会い、つながりが得られました。

レッドジャーニーが開催するレッドカンファレンスのチラシも配布いたしました。

レッドカンファレンスは、日本のDXの現在地を明らかにし、取り組みを加速させるため、クライアントさまとの事例をご紹介するカンファレンスです。3月15日〜17日にオンラインで開催いたします。
レッドカンファレンスについて、詳しくはこちらをご覧ください。

■スポンサーブースの車窓から

参加者の方々の現場のお悩み、お仕事の相談、運営の方々の心配り、アジャイル界隈の旧友達との近況報告、対面で話す機会はとても貴重な場でした。2年ぶりの再会でした。

また、ブースにて執筆書籍を置いていたところ、多くの方に「知っています!持っています!読みました!」とおっしゃっていただけました。嬉しい限りです。

SCRUMという軸でこんな素晴らしいカンファレンスが毎年開催されていることに感謝です。

ブース担当 新井

■Discordの車窓から

コロナ禍でのイベントには欠かせなくなっているDiscord。RSGTといえば現地の廊下やホワイエでのワイワイ感ですが、今年はDiscordの方が盛り上がっていました(私は現地からDiscordみてました)。

それぞれの会場ごと(やトイレ、カフェテリアなど)のチャンネルが用意されていることで、同じタイムラインを共有する仲間のタイムリーな知見や感想が飛び交い、オンラインでも一体感を感じるイベントだったと思います。

それぞれのスポンサーチャンネルにも引き続きたくさんの情報があがっているので、ぜひRSGTが終わった今からでも覗いてもらえると嬉しいです。

ホワイエ / Discord担当 森實

■開催されたセッションについて

メンバーが参加したセッションについての感想コメントをご紹介します。

RSGT感想初参加でどれを聞いても面白かったのですが、以下の2つについての感想です。

Agile Leader

リーダーシップについての話で、一日目のキーノートで語られていたマインドの話とも違和感がなく、共感をおぼえました。「北極星のように1つの共通の目的があるのか?お互いを信頼できるのか?安心できるか?みんながコラボレーションを率先して行えるのか?」ということは、すごく大事だとかんじます。「アジャイル関係なく、そういう信頼関係を築きたい」という気持ちを持ちました。スクラムマスター・ザ・ブックにもある程度同じ事が書かれていると思うので、ちゃんと読みたいと思います。

ブルシットプロダクトからチームを守れ! 「顧客が本当に必要だったもの」をいかに追求しつづけるか

(フィクションの)スタートアップを題材にして、顧客からも価値を感じられず作っている本人も罪悪感を持つような機能を持ったプロダクトはどう生まれるのかという話で、さまざまな考察・問いが盛り込まれていて1回聞いただけでは理解しきれていないですが、とても興味深く、何度か繰り返し聞いてみたいです。
– 太い経験と細い経験 -> 太い経験をした一部の人だけが成功し続け、細い経験をしたひとはずっと細いまま
– 個別でしか見られない視野の問題、解雇されないための仕事の証明目的の仕事が起こる問題、あちこちで過剰品質になる問題
– 全体最適にしないといけないが、ボトルネックの移動だけではなく、同時多発的にそれぞれの利益追求から局所の変化が起こるので難しい
「どこにもたどり着けず、ほとんど何も得られない細い経験」に延々とエネルギーを費やされてしまう人が存在してしまうという問題が一番グサグサくるなぁと私は感じました。「組織全体に存在している余剰能力を、ブルシットプロダクトではなく、仕事が楽しく経験が流れる組織を作っていくことに注ぎ込む」という主張にそれこそやりたいという共感が起こります。

■「Regional Scrum Gathering℠ Tokyo」について

一般社団法人スクラムギャザリング東京実行委員会のメンバーと有志からなるコミュニティ「スクラムギャザリング東京実行委員会」が運営しています。 一般社団法人スクラムギャザリング東京実行委員会は、スクラムの振興およびスクラムチームの人材の拡大と育成を目的として、2010年頃よりカンファレンスの開催やコミュニティの運営を行っています(2016年6月に一般社団法人となりました)。