このたび、開発現場におけるプロダクトマネージャーのリソースを最大化するための仕組み「プロダクトマネジメントオフィス」をリリースしました。
現場のカイゼンに熟練した伴走者(メンター)が、あなたの組織のプロダクトマネージャー・CPOが集う「プロダクトマネジメントオフィス(PdMO)」の設立と運営の支援を通して、プロダクトマネジメントの効率化を反復的にはかり、戦略面と開発現場の継続的なカイゼンを促します。

■ プロダクト開発の現場が直面する課題

質の高いプロダクトを生み出すためにはプロダクトマネージャーが欠かせません。しかし、多くのサービス開発の現場で彼らのリソースは常に枯渇し、結果としてチーム運営もプロダクト開発もうまく回らない状況に陥っています。なぜ、このようなことが起こるのでしょうか。私たちは、3つの理由があると考えます。

  1. 常にマルチタスク
    多数のプロダクトを並行してマネジメントすることが多い。
  2. 属人性の高さ
    プロダクトマネージャー同士で共通の課題やノウハウの共有がおこなわれず属人性が高い。
  3. チームによる依存
    チーム全体がプロダクトマネージャーに依存しており、彼らがいないと回らない。

■ プロダクトマネージャーのリソースを最大化するための「プロダクトマネジメントオフィス(PdMO)」

これらの課題に対して、プロダクトマネージャーのリソースを最大化するための仕組みが「プロダクトマネジメントオフィス(PdMO)」です。PdMOには、あなたの組織のプロダクトマネージャー・CPOが集結し、次のような役割を果たします。レッドジャーニーは伴走者(メンター)としてPdMOの設置と運営を支援します。

  1. プロダクトを横断して課題を扱う。
    メンターと組織のプロダクトマネージャーが一同に集い、組織内のプロダクトづくりに共通する課題に取り組むことで、組織全体のプロダクトマネジメントを底上げし、仕事の属人化を防ぎます。

    ・ノウハウの共有と蓄積
    ・各プロダクトの課題共有、施策検討
    ・サービス品質の担保
    ・新マネジメントメンバーの受け入れと教育
    ・技術向上のためのアイディア集約
    ・経営(戦略)と現場の一致
  2. 各チームの自立と成長を促す。
    それぞれのプロダクト開発の現場へのスクラム導入・運営を支援することで、現場の自律性を高め、プロダクトマネージャーの負担を軽減します。また、「仮説検証型アジャイル開発」の習得と実践を通じて、自ら学び成長するチームづくりをサポートします。
仮説検証型アジャイル開発のモデル図

■ プロダクトマネジメントオフィスの活動とカイゼンのサイクル

プロダクトマネジメントオフィスの活動サイクル例

上の図は、プロダクトマネジメントオフィスの活動サイクルの一例です。

  1. プロダクトのビジョン・戦略の整理
  2. プロダクト戦略プランニング
  3. 各テーマプロダクトの伴走支援
  4. 各テーマプロダクトのふりかえり・向きなおり
  5. 戦略レイヤー(STEP2)へのフィードバック

以上のサイクルを循環させることで、プロダクトマネジメントの効率化を反復的にはかりながら、戦略面と開発現場の継続的なカイゼンを促します。

■ チーフメンターのご紹介

市谷 聡啓 Toshihiro Ichitani
株式会社レッドジャーニー 代表 / 政府CIO補佐官 / DevLOVE オーガナイザー
サービスや事業についてのアイデア段階の構想から、コンセプトを練り上げていく仮説検証とアジャイル開発の運営について経験が厚い。プログラマーからキャリアをスタートし、SIerでのプロジェクトマネジメント、大規模インターネットサービスのプロデューサー、アジャイル開発の実践を経て、自らの会社を立ち上げる。それぞれの局面から得られた実践知で、ソフトウェアの共創に辿り着くべく越境し続けている。著書に「カイゼン・ジャーニー」「正しいものを正しくつくる」「チーム・ジャーニー」「いちばんやさしいアジャイル開発の教本」、訳書に「リーン開発の現場」がある。

■ 詳細とお問い合わせ

プロダクトマネジメントのリソースが足りないと感じている方・まさに疲弊しきっているプロダクトマネージャーの方へ。わたしたちと一緒によりよい開発体制への一歩を踏み出しませんか?まずは、あなたの組織の課題をお聞かせください。詳細とお問い合わせは、こちらの特設ページをご覧ください。