〔対談〕アジャイルを実践してきた 市谷聡啓 と 中村洋 のふたりの対話(第3回)を、2022年6月6日(月)20:00よりオンラインにて開催します。

2001年に公開されたアジャイルソフトウェア開発宣言から20年以上が経過しています。この20年間、現場で自ら試行錯誤を繰り返しながらアジャイルに取り組み続けてきた、レッドジャーニーの市谷聡啓と中村洋のふたりの対話をお届けします。アジャイルに関することや、それに隣接する様々なトピックについての事例や、それについてどう考えるかなどをお話する予定です。

「どのようにアジャイルを始めたらいいか分からない」「チームでアジャイルに取り組んでいるが、組織内へなかなか広げられない」などの実際のお悩みにもお答えしながら、明日の現場を一歩前に進めるためのヒントをお伝えできればと思います。ぜひ、ご質問やご感想をお寄せください。

日時2022年6月6日(月)20:00~21:00
形式オンライン ※URL等の詳細はお申込み後にご案内します。
参加費無料
お申込みこちらからお申込みください。

内容

  1. ここ数年で現場や組織、そこにいる人々のアジャイルに関する認識などはどう変わってきた?
  2. アジャイルへの取り組みは長い旅路であることをわかってもらうためにどんなことをしている?
  3. 守破離の守。背景をどこまで理解するか?
  4. 「自分からわかったことを伝える」ためにできること
  5. 質疑応答

こんな方におすすめ

  • 最近のアジャイルを取り巻く環境に興味を持っている方
  • 自分たちで改善し続けられる組織・チームにしたい方
  • 自組織をアジャイルに運営したい方
  • 市谷 聡啓 と 中村 洋 のアジャイルとの関わりに興味がある方

話し手

市谷聡啓 Toshihiro Ichitani

株式会社レッドジャーニー 代表
元政府CIO補佐官
DevLOVE オーガナイザー

サービスや事業についてのアイデア段階の構想から、コンセプトを練り上げていく仮説検証とアジャイル開発の運営について経験が厚い。プログラマーからキャリアをスタートし、SIerでのプロジェクトマネジメント、大規模インターネットサービスのプロデューサー、アジャイル開発の実践を経て、自らの会社を立ち上げる。それぞれの局面から得られた実践知で、ソフトウェアの共創に辿り着くべく越境し続けている。訳書に「リーン開発の現場」がある。著書に「カイゼン・ジャーニー」「正しいものを正しくつくる」「チーム・ジャーニー」「いちばんやさしいアジャイル開発の教本」がある。

中村洋 Yoh Nakamura

株式会社レッドジャーニー
A-CSM(アドバンスド認定スクラムマスター)・CSPO(認定プロダクトオーナー)

様々な規模のSIerや事業会社でのアジャイル開発に取り組み、今に至る。現在まで主に事業会社を中心に40の組織、80のチームの支援をしてきた。
「ええと思うなら、やったらよろしいやん」を口癖に、チームや組織が自分たちで”今よりいい感じになっていく”ように支援している。
【発表資料】 「いい感じのチーム」へのジャーニー、チームの状況に合ったいろいろなタイプのスクラムマスターの見つけ方、アジャイルコーチが見てきた組織の壁とその越え方、など多数。

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第1回の様子はこちらをご覧ください。
第2回の様子はこちらをご覧ください。

DXへ挑む、マネジメント・現場・すべての人へ

 レッドジャーニー代表、市谷聡啓による新著『デジタルトランスフォーメーション・ジャーニー 組織のデジタル化から、分断を乗り越えて組織変革にたどりつくまで』が、ただいま発売中です。

組織の変革を目指す、となれば相応身構えてしまうものです。しかし、私がこの本で伝えたいのは、組織変革のための重厚な戦略論でも、エモーショナルな精神論でもありません。組織が新たな力を得るというのは、つまりは1人ひとりの取り組みに依るということです。組織を、自分たちが居る場所を、より良くするための活動に許可も説得も本来必要のないことです。

書籍内 「はじめに」より抜粋

本書のポイント

  1. 現場実践の方法から、戦略観点での指針までカバー
  2. チームで実践できる、DXに臨むための豊富なプラクティス
  3. DXに必要なプロダクト開発のあり方を指南(アジャイル開発)
  4. 筆者の実践と経験から生まれた、DXのための段階設計

推薦のことば

 近年、企業におけるデジタルトランスフォーメーション(以下、DX)の取り組みは確かに進んできていますが、まだ発展途上の段階と言えます。特に金融機関におけるDXは、他業界に比べて課題も多く、弊社でも部門横断組織を作り、この1、2年、リソースを集中投下して取り組んでいます。

 弊社だけでなく、こうした状況下にある多くの企業にとって、本書は「実践レベルでの指南書が現れた」という実感を持てる内容になっています。DXとは、業務のデジタル化から、CX・EXにとっての価値創出まで、まさしく組織を作り替えるに等しい活動と言えます。現業に取り組みながら、新たな組織の姿を模索していくわけですから、どうしても、「どこから取り組みはじめたらよいか?」「どのように進めていけばよいか?」という難題にぶつかることも多い。そうした暗中模索の中で、本書が示すジャーニーは1つの手がかりとなるでしょう。

 本書を執筆された市谷さんは、弊社のDXにご協力いただき、ともに取り組みを進めています。本書で紹介されていることのいくつかには、私たちとの取り組みから得られた知見が活かされています。特に、他の事業部門との協働にあたっては、アジャイルや仮説検証といった新たな取り組みが必要であり、現場と実践で培われた知見が本書から得られるのではないでしょうか。

 随所で語られているとおり、DXには何か唯一絶対の必勝法があるわけではありませんし、企業が自分たち自身でその道筋を捉え、試行錯誤を繰り返していく必要があります。この本を傍らに置いた企業や個人の皆様が、現場と経営の一体・一致感を醸成しながらトランスフォーメーションを果たしていかれることを、心から願っています。

野村ホールディングス株式会社 執行役員 未来共創カンパニー長 池田肇さまより

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